早稲田大学名誉教授 吉村 作治

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私はエジプト考古学が専門で、エジプト現地で調査・研究を約半世紀やってまいりました。古代エジプトと申しましても、約3000年間ありまして、ピラミッド時代、ツタンカーメン時代、クレオパトラ時代と花形の時代もありますが、この間約30の王朝が存在し続けたのです。ですから、謎は尽きず、現地では年間200件近い発掘調査が行われているにも関わらず、次々と新しい疑問が出ています。

日本の縄文時代は、ちょうど古代エジプト時代と年代的に重なっていますので、比較文明の立場から観ますと、大変興味深いのです。
私は、日本文化の源は縄文文化だと考えています。
もっともっと縄文時代の遺跡が発見されて資料が輩出し、今ある謎をもっと増やしていってほしいのです。私にとって縄文文化の最大の価値は、あの美に対するこだわりです。美しさをあの時代にモノで表現している文化は縄文だけです。特に縄文ビーナスと言われている土偶、信濃川治水から出土している火焔型土器の造形美には心から魅せられます。

北海道と北東北の縄文遺跡群が、世界文化遺産となることを願っております。

平成25年9月
早稲田大学名誉教授 吉村作治

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