お知らせ

2025.04.27

【キウス周堤墓群・ガイダンスセンター】潜入レポート

世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ「キウス周堤墓群」(千歳市)。
2025年4月25日に、遺跡に併設して「ガイダンスセンター」が完成。オープンしました。
周堤墓は、ドーナツ状に土を盛った縄文人の集団墓地で、キウスではいくつも隣り合って確認されています。

センターは、木々に囲まれる遺跡エリアに入る前のゲートの役割で、
ここで、まずは、キウス周堤墓の意味や位置、発掘の様子や出土品、お墓の様子を展示や映像で学び、その後に、遺跡エリアにずんずんと入っていくしくみとなっています。

センターは、駐車場内に整備され、玄関の左右には周堤墓の地層をイメージした土壁がつくられています。

 

 

内部には、出土した墓標、男性を象徴し祭祀などで使われたといわれる「石棒」などのほか、映像でキウス周堤墓群の全体を紹介しています。

映像には、千歳市の豊田さんが登場し、周堤墓周辺を歩きながら解説。
ジオラマが連動して、解説している周堤墓が光るなど、最新鋭の技術も使われています。

世界遺産に関しては全体像を示す動画や、登録証も展示されています。 
 

さあ、少し勉強した後に、遺跡エリアへ。
ボランティアガイドさんによる無料ガイドをお願いすることもできます。

遺跡の中には、今年から、車いすでもすれ違うことができる幅広い木道が整備。
解説スポットは少し広いスペースが設けられ、またベンチもありました。

一番大きな【1号周堤墓】には、スペースが設けられ、見やすくなりました。
また、そこから、隣の4号周堤墓も見え、隣り合っていることがよくわかります。

1番深く、国道で分断されている2号周堤墓も、その深さがよくわかります。
また、道路の脇まで木道が伸びているので、道路の向こう側の土手(周堤の一部)や、他の周堤墓も見ることができます。

 
 

木道を歩きながら、
春は、鳥たちのさえずりや、様々な植物が芽吹いている様子を楽しむことができ、
ここはお墓であるけれど、生命の誕生や再生を感じることができます。
夏は、深緑。マイナスイオンを浴びながら、オオウバユリの花なども楽しめます。
秋は、紅葉が美しいので、ぜひ、みなさま足をお運びください。

<利用案内>
9時~17時(11月は9時~16時)
休館日は、登記(11月下旬~4月下旬)
入館料は無料
https://www.city.chitose.lg.jp/95/95_169/95_169_915/95_169_915_04/

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